阿久悠「生きっぱなしの記」

この本は作者が癌と闘っている時に書かれた本で、自叙伝でもある。


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淡路島での幼年、少年時代、それから明治大学を出て長らく広告代理店に勤める。
毎日のように企画書を出し、CMの絵コントを描くが、そのうちに遊び半分で詞を
書き出し、これがやがて作詞家としての出発となるのである。

中学時代に結核を患い、高校時代は授業をさぼり映画館へ通う毎日だったという。

阿久悠さんのジャンルにとらわれないあの素晴らしい歌詞はこのような人生では「待つ」とも
言えるようなじれったい時間の蓄積が養分を含み、それはやがて花が開くように
次々と生まれ出たのではないかと思う。


さすがに天才的な作詞家であるから、冷静で客観的にたんたんと綴られており、
決して自慢話でもなく、感情的な苦労話でもない。

阿久悠さんが作詞した主な曲(この本の中に出てきたもの)


「朝まで待てない」「白い蝶のサンバ」「笑って許して」
「ざんげの値打もない」「白いサンゴ礁」「真夏のあらし」
「さらば涙といおう」「昨日 今日 明日」「さだめのように川は流れる」
「さよならをもう一度」「ピンポンパン体操」「京都から博多まで」
「友達よ泣くんじゃない」「ふたりは若かった」「あの鐘を鳴らすのはあなた」
「せんせい」「恋唄」「どうにもとまらない」「ジョニイへの伝言」
「夏ざかりホの字組」「熱き心に」・・・・・・・・・・



(ピンクレディの曲まで書こうと思ったけど、書ききれないので途中でやめます。)

凄い!!!でもね、阿久悠さんが作詞するにあたり15条の憲法ともいえる
基本的な考え方があったとの事。その中で

「女」として描かれた流行歌を「女性」と書き換えること

「どうせ」と「しょせん」を排して、言いわけしないメンタリティ


成程、だから悲しい話の中でも恨みつらみでなく、詩がドラマのように
感じるのだと思う。



最後に

それでも、ばくらは死ぬ。死なない人はいない。必ず死ぬ。

死にたい人も、死にたくない人も

神の目から見たら全く早い遅いの差異はなく、同じように死ぬ。

だから、死ぬことを特別に考えるよりは、

どうして生き抜くかを考えた方がいい。

つまり、生きっぱなしである。

生きて、生きて、死線を跨いでいることも気付かないで、生き続ける。

そして、神に、「あんた、3日前に死んでいますよ」と言われるのが、

いちばん誠実な一生ではないかと思うのである。


(これは阿久さんの書いたそのままの文。)







今週、娘が帰ってきた。

自分の足より小さめなミュールをはいて・・・・

25cmの大足の娘は靴選びに苦労する。

何故、そんなに大きくなったの?(私は22.5cm)




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この記事へのコメント

2008年09月28日 16:23
生き様と言うのは他人のことは見えたり、自分の事も頭では分っていてもつい私利私欲に走ったり仏教ではいけないとされている恨み妬み嫉みの心を生んだりしますが、自然に悟ったように生きられる人は清清しいですね。無駄に見える時間も自分を養う肥やしになれる人は凄いとしかいい様が有りません。ちなみに足のサイズは同じですぅ♪~
のんびりかあさん
2008年09月28日 16:33
紫さんへ
古い演歌といえば恨みとか女の情念とか
おどろおどろしたものがありましたね。
やはり癌と闘って、死を見つめた状態で
書かれたものなので遺書のような言葉
です。
紫さんも同じ~、女性用は24.5cmまで
は沢山あるのですが、なかなか大きい
サイズで可愛いのがないのです。
成人式の草履も苦労しました。
大阪でいい靴屋さんあったら紹介して
下さいね。
2008年09月28日 16:53
阿久悠さん作品は、数もジャンルも様々ですごいですよね~。追悼番組が流れたとき、これもそうだったの?って曲ばかりでした。
どう生きても最後はみんな必ず死ぬのはわかっていても、「死ぬことを特別なことと考えない云々」は、悟りの境地でしょうか。
父が亡くなってから、お坊さんの法話がすんなり入るようにはなりましたが・・・。
私、24.5cmなんですよ。昔の子にしたら大きいでしょ。若い頃、サイズが大きいのは可愛くない靴ばかりで(^^)今の若い人は大きい人も結構いるから、選べるようになりました。
2008年09月28日 16:54
>「どうせ」と「しょせん」を排して、言いわけしない・・・
>どうして生き抜くかを考えた方がいい

こういう言葉に共感します。
紆余曲折あっての、生まれた言葉達なのでしょうね。
娘さんの帰省、楽しい一時でしたね。
家の中が、華やかになりますよね。^^
のんびりかあさん
2008年09月28日 17:42
ぽぽさんへ

阿久悠さんの曲はいろんなジャンルが
あって、あの発想はどこからくるんだろう
と思いますね~
「ジョニイへの伝言」なんてほんと
ドラマの1シーンみたい・・です。
最後の言葉に感動した割には歯医者には
意気地がない私、とても医者ぎらいでは
こんな境地になれるでしょうか?
なれないですよね~
ぽぽさん24.5cmだったら大きいですね~
深田恭子ちゃんも足が大きいそうです。
25cmの靴は田舎では少ないのです。
のんびりかあさん
2008年09月28日 17:54
マーメイドさんへ

泣くのはやめて又、歩き出そうという明るさと
強さがありますね。
こんな歌も作詞したの?とびっくりします。
発想力はいろいろな映画や本や体験から
出てくるのでしょうかね~
マーメイドさんもこの前お嬢さんが
帰ってきて・・・よかったですね。
やはり娘はいいですね~
あれもこれも食べさせてと思います。
2008年09月28日 19:51
>生きて、生きて、死線を跨いでいることも気付かないで、生き続ける。
こんな風にはなかなか生きられないでしょうけど、凄くいい言葉ですね。さすが作詞家さんです。
私は身長高くもないのに24.5、若い時は24だったのに身体が横に大きくなるにつれ0.5大きくなって^^;足の小さい人が羨ましいです。娘達は22.5と23です。
2008年09月28日 19:57
「ざんげの値打もない」...これは、とても印象深い曲と歌詞でした。唄う北原ミレイの個性とぴったりでした。当時は薄暗いスナックの奥のジュークボックスで若い人たちが好んで選曲してました。
あらら、歳がバレバレだわ...(何をいまさら..)
そういえばOL時代の同僚は25.5cm「大きなサイズの靴やさん」という看板のある専門店でしか買えませんでした。デザインが少なくていつもブツブツ言ってましたが、その彼女、身長も173cmありましたのよ。お嬢さんも背が高いのでしょうか? ミュールは小さめのを履くのがオシャレなのよね。ちなみに私は平均的?な23cmで~す。
2008年09月28日 21:55
「ジョニーへの伝言」好きです。。。
歌っている高橋真理子さんの声が素敵で・・・
この詩も阿久悠さんだったんですね~~~
とても繊細でロマンチストな方
お顔は、ちょっと怖そうに感じましたが・・・(失礼ですね)素敵な詩をたくさん遺されて逝かれましたね☆
最近のお子は、足のサイズが大きいかもデス
友人の娘っ子も・・・中1にしてすでに24.5センチ!
まだまだ身長も足も伸びそうですヨ^^
ちなみに私は23.5~24センチで~~す。。平均的?かな~
気まぐれごろごろ
2008年09月28日 22:08
こんばんは☆
並んだ歌のタイトルを見ると、これも阿久悠さん作だったんだ~って驚きです。惜しい人がだんだん他界されて、ひとつの時代が終わっていくみたいな淋しさを感じます。今日はポール・ニューマンの訃報を知り、彼の映画を思い出していたところでした。
うちはわたしと娘ふたり、みんな同じサイズで23、5です。ときどき買った靴がきつかったりすると、わたしよりほっそりした娘に履いて貰えるので経済的です。
マックmama
2008年09月28日 22:12

高橋真梨子さんでしたね~ごめんなさい!
よく間違えますね私は・・・(恥ずかしいー_-)
2008年09月29日 05:39
のんびりかあさんへ

高校時代にサボって映画ばかり観ていた・・・
この部分は私もソックリでした。
阿久さんのように才能が無いので、
それがたたって大人になっても、詰まらない人生を送りましたね。後悔先に立たず・・
30歳で死んでも80歳で死んでも、
宇宙規模で眺めると同時期になるんでしょうね。
凡人でもなるべく長生きはしたいです。
のんびりかあさん
2008年09月29日 07:18
粉雪さん、おはようございます。

私ってクジ運ないらしくお宝マーク
1つも出てこないんです。何故でしょう?
出る人には集中して出るのにね~
そんな話じゃなく阿久悠さん、死と
向き合って自分に言い聞かせるように
書いた言葉かもわかりませんね。
足の大きさ娘さんたちの方が小さい
なんてうちと反対ですね~
のんびりかあさん
2008年09月29日 07:28
あしあとさん、おはようございます。

「ざんげの値打もない」は阿久さん自体
すごく思い入れのある歌詞だったようで
レコード大賞の作詞賞を期待していたが
貰えなかったと書いてありました。
「あれは2月の寒い・・・・ざんげの
値打ちもないけれど」全部歌詞を
のせたいぐらいです。私達ブログを書くのも
「ざんげの値打ちもないけれど」
少し書いてみました・・っていう心境かも。
いい曲ですよね~
アハハ ジュークボックス、なつかしいです。
のんびりかあさん
2008年09月29日 07:39
マックmamaさん、おはようございます。

「ジョニイへの伝言」いい歌でした。
ドラマのワンシーンのようです。
高橋真梨子さんの声も素敵でしたね。
それより「学園天国」や「ピンポンパン
体操」など全然違うのも作れるのだから
天才ですね。
うちの娘も中学時代に足がどんどん大きく
なりました。運動靴、校内ばきシューズ
クラブの靴とサイズが大きくなる度に
買い替え・・・1歳違いの息子の分と
一緒にしょっちゅう靴屋さんに行った
ような気がします。
のんびりかあさん
2008年09月29日 07:49
ごろごろさん、おはようございます。

ポール・ニューマン亡くなりましたね。
昔映画雑誌の「スクリーン」には
大スターが沢山載っていましたね。
存在感があるというか、今より重厚で
華やかでした。
娘さんと同じサイズって羨ましいです。
年々履いてて楽な靴を選んでいたら、
横に広がって3Eじゃないとダメです。
のんびりかあさん
2008年09月29日 07:56
カメさん、おはようございます。

カメさんみたいな真面目な方が
授業をさぼって映画を見に行っただ
なんて信じられません。
奥様とモコちゃんと仲良く暮らして
それが、一番楽しいことだと思います。
でも大金持ちでもエライ人でも死ぬのは
一緒ですからね~
楽しくほんわか・・いきましょう。
2008年09月30日 16:47
お久しぶりでございます^^。
昭和♪の匂いがします
とても懐かしく・・・私その頃は「ジュリー」が
好きでした。
今の音楽も好きですが、この時代は何処か暖かい
感じがして懐かしく思い出しています。
阿久悠さんの様な天才はなかなか出て来ないでしょうね・・・残念です^^。
生きることの難しさを感じながら「のんびりかあさん」さまのブログを何回も読ませて頂いております
のんびりかあさん
2008年09月30日 18:17
ゆうゆうさん、こんばんは~

「ジュリー」のファンだったのですか?
ビートルズやグループサウンズが出てきて
世の中変わりましたね~
ジュリーは田中裕子さんと結婚して
すっかりおじさんになりました。
ということは私たちもおばさん
昔の歌は歌詞を覚えられましたね~
それだけ詩の言葉が心に入って感動
しました。今の歌はただ言葉の羅列の
ような気がします。早口だしね~
2008年09月30日 19:37
”ジョニーが来たなら伝えてよ~!”洗濯物干しながら、時々口ずさみます。
「生きっぱなし」っていいですね。それだけ、一生懸命生きるべきなんでしょう。色々考えすぎずに!

恥ずかしながら、ウチの娘の靴サイズ26cmです。(身長は164cmです) 何で纏足してくれなかったかと、時々言われますが、生まれた時から大きかったのです。靴には本当に困り、大きさの割りに甲が低く細いので、ローファーまであつらえたことがあります。(泣)したがって、母の私より高い靴をいつもはいています。
マルイのモデルサイズとか、大きい靴の専門店に行くので、私がはくような安い靴なんてありません。
ローファーは高校生になってから、25.5かメンズの24.5が履けることがわかり、一応助かりましたが。
私は24です。
のんびりかあさん
2008年10月01日 05:31
えるむさん、おはようございます。

お嬢様26cmって大きいですね。深田恭子
ちゃんも確かそれぐらいだったような。
うちの娘は身長162か3ぐらいです。
普通のお店は24.5cmまでが大半で
気に入ったものでもなかなか入りません。
学生時代はコンバースでなんとか
ごまかしましたが、足にあった靴を
履かないと歩き方もおかしくなります。
お嬢さん、きっとモデルさんみたいに
すらーとしているのでしょうね。
大きい靴の専門店に行って、買いだめ
すればいいのでしょうが、学生の身では
お金と相談です。
2009年05月30日 21:47
こんばんは。はじめまして。
今日のブログを見させてもらって、
なんとなく気になって過去のブログを
読ませていただきました。

生きっぱなし

この言葉にふと目がとまりました
読ませていただいて、私もそう思ってた。と
「どう生き抜くか」
この言葉に共感してコメントを残そうと思いました。

昨年父が他界し、家族は不安定な心から
一年経ってなんとか持ち直しつつあります。

私は父の志を家族が引き継ぎ
一日一日を大切に過ごすようにしています。

家族はみんな心ひとつにして
毎日を大切に過ごすことが、
地域、社会、世界の平和につながるんだ
と思って、家でも職場でも
笑顔で過ごせるようにしています。

なんだか長文になってしまいました。
すみません。

また、ブログを拝見させてくださいm(_ _)m
まりも
2009年05月31日 04:13
MICHIKOさん、おはようございます。
こんな時間から起きて、朝は早いでしょ。
夜早く寝ると朝は早い、年いった
証拠です(笑)
コメント有難うございますね。
そちらのブログもお邪魔しました。
6月から仕事もお忙しそうで何より。
日曜日はできるだけゆったり過ごして英気を
養いましょうね。

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