私が高3のころ

先日、同級生からこの秋に同窓会をするとの電話があった。

卒業して42年、60歳になり定年退職した人も多く
集まろうということになったらしい。

田舎町の10クラスある学年で普通科の進学クラスは
たったの2クラスの80名、
その中で何人集まるだろうか?

進学クラスといっても放課後はアイスを食べたり
映画「ロミオとジュリエット」の主人公が
良いだの、勉強よりまったく他愛もない話で
時間が過ぎて行った。

私は高2の秋ごろから母ががんで入院しており
昼間付き添いをしていた姉と交代し
夜は病院で寝泊まりして学校に行っていた。

病院から学校へ行くとなぜか自分だけ別世界に
いるような・・・誰にも話せず
黙って、中間や期末試験をこなしていた。

母は6月に亡くなったが
やっと落ち着いた高3の8月ごろに
自分の進路はどうしたらいいのか?と
考え始めた。

人前で発言したりするのが苦手で
教師は無理、自分がなりたい職業は?

それより前に大学の受験勉強は一切していなくて
今から勉強して受かるのだろうか?
もんもんとしながらものんびりした毎日が
過ぎていき
同級生が受けるという
大阪の商社(その頃は高校生でもとっていた)
に急きょ一緒に就職試験や面接を
受けに行った。

どういうわけか成績優秀な友達が落ち
私が受かったのだが
商社で働いた3年間は今から思えば
貴重な時間だった。


60になった今、あの時別の道を選んでいたら?
と思うこともあるけれど
どの道を選んでも人生ゲームのごとく
今の自分に到達するのだろうと思う。